海外旅行に行けない今、「深夜特急」を読んで異国への想いを馳せる

私は今頃、世界一周旅行中のはずでした。しかしコロナによって世界は一変。もはやいつ海外旅行に行けるようになるかも分からない状況になってしまいました。

そこで私は、バックパッカーのバイブルとさえ呼ばれている著名な旅行記「深夜特急」を読んだので、本の感想や旅行について改めて想った事を書いてみます。

あらすじ

「インドのデリーからイギリスのロンドンまでバスで行けるか」

このような賭けを友人とした筆者が、香港を皮切りに1970年代のアジア-中東-ヨーロッパを1人で旅します。

本は6巻に分かれて販売されています。

アジア編
深夜特急1―香港・マカオ―

深夜特急2―マレー半島・シンガポール―

深夜特急3―インド・ネパール―
中東編
深夜特急4―シルクロード―
ヨーロッパ編
深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―

深夜特急6―南ヨーロッパ・ロンドン―

本著を知ったきっかけ

私が「深夜特急」を知ったのは会社員時代です。

世界一周をしたいので会社を辞めると上司に告げた後、役員による面談がありました。その際に役員に旅行をしたい旨を伝えたところ、「深夜特急を読んでみるといい」と言われました。

20,30代の人間にはあまり馴染みのない本かもしれませんが、50,60代以上の世代には広く知られている本のようで、後から聞いたところ私の両親もこの本を良く知っていました。

旅の面白さが詰まった1冊

本著が面白いのは、日本にいたら経験できないようなトラブルに度々遭遇するところです。

トラブルなしで全てが計画通りに進むノンストレス旅行も良いかもしれませんが、旅というのは元来「冒険」であり、「上手くいかない事があるから旅行は楽しい」という事を再認識させてくれます。

また筆者と現地人の交流も本著の面白さの一つです。

現地の人との交流も旅の楽しさの一つです。それが良い人だろうと悪い人だろうと、全てが思い出に残るのが旅行です。

現代ではスマホやPCのお陰で、ネットさえあれば海外だろうとどこでも簡単には旅行できますが、その代わりトラブルや現地人との交流が希薄になっているかもしれません。しかし、本著はインターネットがない時代の話であり、その日の宿をネットで予約することすら出来ません。全て現地の人に聞いて、ある時は良い情報に助けられて、ある時は悪い情報に騙されます。こういった当時の状況がこの本をとても面白いものにしています。

私も早く日本を飛び出して予測不可能な旅をしたいです!

「深夜特急」はいつの話?

「深夜特急」は当初新聞に連載されていました。そして最初に単行本化されたのは1986年です。ではこの深夜特急で描かれている旅があったのは一体いつなのでしょうか。

私も気になってネット上で情報を探してみましたが、明確な答えは出てきませんでした。しかし、以下の2つの情報を組み合わせることで、この旅は1973年前後に行われたことが分かります。

・筆者の当時の年齢が26歳
・筆者「沢木耕太郎」の生年月日が1947年11月29日である

70年代前半にユーラシア大陸横断って凄いですよね?ちなみに初めて日本語語対応のワープロが発売されたのが1978年だそうです。

後半はつまらない?

深夜特急の感想をネットで見ていると、後半はやや面白さに欠けるというレビューが散見されます。

確かに、アジア編である最初の3巻は抜群に面白いのですが、中東〜ヨーロッパは若干面白いみに欠けるかもしれません。何故かというと、アジアが一番トラブルが多く、ヨーロッパに近づくにつれてトラブルが減っていくからです。

これは旅の面白さも同じですね。何が起こるか分からないのがアジア。アジアがバックパッカーに人気なのも納得です。

ただ後半が面白みに欠けるからと言って「深夜特急」を読まないという判断はやめてください!まずは1巻を読んでみましょう。Kindle版もあるので手軽に読めます。私もKindleで全巻読みました。

最後に

今はコロナで海外旅行をすることは出来ません。しかし外出せずに本を読むことは出来ます。このパンデミックが落ち着くまでの間、「深夜特急」を読んで旅行代わりにしてみては如何でしょうか。

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