パナマ編⑤パナマ→コロンビアボートツアー前編【世界一周旅行記】

パナマ

パナマ→コロンビアの国境をボートで越えるツアーに参加します。

長くなったので前編・後編に分けました。

ボートツアーについて

そもそも何故ボートツアーに参加するのか。

この記事を読んでいる人ならご存知だと思いますが、パナマとコロンビアの間にはダリエンギャップと呼ばれる未開の大地が存在します。

このダリエンギャップを陸路で越えるのは実質不可能なのですが、私は飛行機を使わずにカナダ→アルゼンチンまで行きたいという思いがあり、船を使ってパナマ→コロンビアに行くことに決めました。

ただこのルートですが、様々なツアー会社によって色々な種類のツアーが運行されています。

恐らく日本人に1番有名なのは2泊3日のスピードボートのツアー。他には5泊6日の豪華なヨットツアー等々。いずれもサンブラス諸島の島々に寄りながら移動するというものです。

私も当初は$350の2泊3日のボートツアーを考えていました。道中を楽しむというよりは単なる移動手段として捉えていたので、1番安いこのツアーが良いなと思っていたのですが、ツアー会社に問い合わせたところ、インフレで少なくとも2022年中は実施予定なしとのこと。

そこで私が選んだのがSan Blas Adventureという会社の3泊4日のスピードボートのツアー。料金は$465です(シーズンによって変動)。

ただ、この料金はボートが出るCartiという港からコロンビア側のCapurganaまでの料金だけ。実際は別途で以下の費用が必要になります。

・パナマシティからCartiまでのジープ$30
・原住民族クナのテリトリーに入るための税金$20
・Capurganaでの一泊分の費用
・CapurganaからNecocli(ここから他地域へのバスやボートが出ている)へのボート費用85,000コロンビアペソ
・道中での飲料(ビール、コーラが1つあたり$1.5-2)→大体1日$10くらい

前日ブリーフィング

このツアーは1日前に顔合わせも兼ねてブリーフィングミーティングがあります。会場はパナマシティにあるホステル。運良く、泊まっていたホテルから徒歩5分のところでした。

まぁ何となく予想はしていましたが、顔合わせして分かったのは私が唯一のアジア人だということ。全部で20人ほどでしたが、私以外は皆欧米人でした。ガイドもコロンビア在住のフランス人女性。

まず最初にガイドから必要な持ち物や注意事項について説明があります。事前にメールで(ほぼ)同様の内容が書かれた文書が送られてくるので、事前に読み込んでおけば理解しやすいと思います。

主な注意点は以下のような感じ。

・1ガロン(約4リットル)の水持ち込みを推奨
→1ガロンは最低限の量で、天候の関係で万が一日程が伸びたことを考えると多ければ多いほどいい
→容器は普通の2lペットボトル×2とかではなく、手提げがついてる1ガロンのタイプが推奨
・パスポートのコピー3部が必要
・ツアー中の荷物はデイバックに入れて、不要な荷物はバックパックに入れる
→バックパックは別ボートで運ばれるので、最終日までアクセスまでできない
・バックパックはゴミ袋に入れて、テープで水が入らないように防水加工すること
→Cartiまでのジープでは屋根の上にバックパックを乗せるので、初日朝のピックアップの時点で防水加工されている必要がある

実はこの日はパナマの祝日だったので、パスポートのコピーが取れるか心配でしたが、ブリーフィングが行われたホステルの近くの店で無事パスポートのコピーをゲット。

その日はパナマ運河の観光もしながら、水の購入やパッキングをして早々に寝ました。

1日目

朝5:00。パッキングを終えた荷物と一緒にホテルの前でジープを待ちます。

ジープは割とすぐ来て出発。Cartiに向かってパナマシティを出ます。

途中、スーパーによるので、そこで朝食を買うことができます。私は小さなミートパイを買いました。

スーパーを出るとジープは凸凹の道を進み始めます。舗装はされてますが路面のダメージが酷く、確かにこれはジープじゃないと無理かも、、、

途中、クナ族のエリアに入るための関所があります。入るための税金は事前にジープ代と共に支払い済みなので、ここで私がやったのはパスポートの提示だけ。

そして9:00前。ようやくCartiに到着します。

この時点で海がめちゃくちゃ綺麗で、あまり期待していなかった道中の旅への期待度が少し上がります。

ここからはスピードボートに乗り換えて移動です。

2泊3日のボートツアーの体験記事とかを読むと、このパナマ→コロンビアのボートツアーはボートでの移動が地獄だという意見が多かったですが、私の参加したツアーは至極快適でした。

ガイドによると、12月からの乾季は風が強いが、11月までの雨季は風が弱いとのこと。もしかしたら乾季は風が強くて波が高いので揺れや水しぶきも大きいのかもしれません。

ボートで走り出して1時間くらい。船は最初の島へ。

“The南の島”という感じの素晴らしい無人島です。海の透明度も凄い!

ここで昼食も食べます。料理は地元で取れた魚がメイン。

昼食を食べ終わったらシュノーケリングに行きます。フィンはありませんが、マスクは無料で借りられます。シュノーケリングはグループで行く事がマストなので、他のシュノーケリングに行く人について行きます。

写真は取れませんでしたが、遠浅の海で様々な魚や大きなヒトデを見る事ができました。エイを見たという人も。

シュノーケリングが終わったらハンモックで昼寝。バレーボールやトランプで遊んだり、小さなビーチで本を読んだり、みんな各々の楽しみ方でこの素敵な無人島を満喫しました。

ちなみにこの島に限らず、全ての島でビールかコーラを買えます。小さいコロナビールが$1.5で、それ以外は大体$2。その場で支払う事もありますが、殆どの場合はノートに記帳して、島を去るときにまとめて支払うという形式でした。

その後は二つ目の島に移動。

写真に写ってる屋根の下にハンモックを張って、この島で一泊します。

ちなみにこの島は半無人島。定住している人はいませんが、クナ族計2家族が一時的に住んでて、6ヶ月経つと他の家族と交代するそうです。この島に住む目的はココナッツの木の管理や漁のためだそう。

夕食ができるまでは島の中を散歩。島は一見メチャクチャ綺麗ですが、漂着したゴミがたくさんあります。そのためみんなで散歩しながらゴミ拾い。

散歩しているとハキリアリを見つけました。こんな離れ小島にもいるとは、、、

夕食は魚料理に加え、ロブスターが振舞われました。一つ目の島で地元の漁師からロブスターを買っていたので、それを使ったのでしょう。

ただ私は魚以外の海鮮料理が苦手。ツアー参加の1/3くらいはベジタリアンです。そういう食事に拘りがある人でも心配はいりません。基本的に食事はビュッフェスタイルなので、食べたくないものは食べなければ良いだけ。毎回ベジタリアン向けのメニューも用意されていました。

またフライドポテトならぬフライドユカやフルーツポンチも。フライドユカは完全にフライドポテトの上位互換でとても美味しかったです。

食後はキャンプファイヤー。

この写真から見ても分かると思いますが、月明かりがメチャクチャ明るかったです。人生で見た中で1番明るい月で、他のメンバーも驚いてました。

さて、キャンプファイヤーは無限に続きそうだったので、私は一足先にハンモックで就寝。

1日目終了です。

2日目

朝。起床して朝食です。

朝食はツアーを通して大体同じ。

現地のパン(ピーナッツバターあり)やフルーツ、ヨーグルトをホットチョコレートやホットコーヒーを飲みながら食べます。

朝食を食べたらシュノーケリングへ。この島もまた遠浅。魚に関しては前日のシュノーケリングの方が良かったですが、ここでは巨人の脳みそかな?と思うくらいの巨大で綺麗な楕円のサンゴを見ました。

その後は3つ目の島に向かいます。

ここでの昼食はこんな感じです。サラダが美味しくておかわり。

美味しくておかわりしました。

食後はハンモックを張ってのんびり読書。

夕方くらいに四つ目の島に向かいます。

ここにはクナ族の大きなコミュニティがあり、ボートで通るとみんな手を振ってくれました。

ちなみにこの島がこの旅唯一のまともな?宿泊施設を持っていて、水道が通ったトイレ・シャワーを完備しています。

他の島にもトイレ・シャワーはありますが、雨水をバケツですくってトイレを流したり体にかけるというものです。

ここでの夕食はブリトーだったのですが、負けたら罰ゲームでビールを飲むみたいなトランプのゲームが始まって、酒を飲みすぎて記憶があまりありません笑

コーラを飲みに来たトカゲ

後から聞いた話だと2:00くらいまで飲んでた人もいたとか。私は23:00くらいにベッド(ドミトリー)に戻りましたが、こういうのが苦手な人は21:00くらいには既にもうベッドで寝てました。

2日目はこれにて終了。

次回、後編で3日目、4日目について紹介します。

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