【日本語化できないゲームレビュー 第1回】Psychonauts

ゲーム

ゲーム大国日本に生まれた私たち日本人。多くの海外産ゲームは日本語にローカライズされますし、もしローカライズされなかったとしても、人気のあるPCゲームであれば有志による日本語化が行われます。

ではゲームをプレイするうえで英語は必要ないのでしょうか?

いや、そんな事はないはずです。世の中にはローカライズされていない名作ゲームがたくさんあるはず!

という事で、日本語でプレイできないゲーム=英語を学習したからこそ遊べるゲームを紹介していこうと思います。

Psychonauts

公式トレイラー

評価

メタスコア:87

Steamレビュー:96%が好評

※記事執筆時

販売ページ

感想

記念すべき1回目は2005年にDouble Fineにより開発された名作「Psychonauts」を紹介します!

舞台は架空のアメリカ。

サイキックエージェント”Psychonauts”を養成するため、超能力を持った子供たちを集めてサマーキャンプが行われていました。そこに主人公”Razputin”が親の許可なしに勝手に潜り込みます。最初は親の元に送り返されそうになりますが、”Raz”のとてつもない素質を見抜いたサイキックエージェントたちは”Raz”がサマーキャンプに留まることを短期間ながら一時的に許可します。

果たして”Raz”はこの短い間に”Psychonauts”になれるのでしょうか…!

ゲームはN64にあったような3Dプラットフォーマーアクションです。でもただのアクションと違って、成長要素だったり買い物要素があったりします。ゲームが進むごとに使える特殊能力が増えていき、最終的に計8個の特殊能力を駆使してゲームを進めていくことになります。

このゲームの魅力は何と言ってもユニークな登場人物たちです。デベロッパーであるDouble Fineは「Brutal Legend」の開発元でもあると聞けば、ゲーム好きなら何となく空気感が分かるのではないでしょうか?

手足が極端に細いキャラクターデザインはナイトメアビフォアクリスマスを彷彿とさせますが、このゲームにもあの映画に負けず劣らずのユニークなキャラクターたちがたくさん登場します。

見かけは子供向けに見えますが、ブラックユーモア的な面白さが散りばめられているので、どちらかというと大人へのウケが良いように思います。

アクションゲームとしても出来は良く、発売から15年経った今遊んでもストレスはあまり感じない出来となっています。(ただし最終ステージだけストレスが溜まると不評ですが、、、)

最初にいったように「成長要素」「買い物要素」があり、ゲームに内に隠されたアイテムを特殊能力を駆使して集めるのが楽しいです。

個人的に思うこのゲームの欠点は、操作とか進行の説明が若干不十分かなと思ったくらいです。

英語について

主人公も子供で、他のキャラクターも大半が子供なので文法的には難しくありません。一方で、単語は造語や科学的なワードが出てくるので、そこら辺は少し分かりづらいかもしれません。

でも子供向けゲームっぽい見た目から想像できるように、比較的英語は易しいレベルだと思います。難しい単語が分からなくても、全体のストーリーの流れは理解しやすいのではないでしょうか。

なおゲーム初回起動時は字幕なしで勝手にゲームが始まってしまいます。一回起動しなおして、メニューのオプションからsubtitlesをオンにすることをおススメします。

総評

魅力的なキャラクターたちとそれらを邪魔しない良質なアクション。「なんでローカライズされなかったんだ?」と疑問に思ってしまうほどの良作です。2005年当時に遊んでいたら間違いなく傑作だと感じていたでしょう。

ちょうど今年は続編である「Psychonauts 2」の発売が予定されているので、英語に自信のある方や英語を学習している方は、2が出る前に本作を遊んでみては如何でしょうか。

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