【日本語化できないゲームレビュー 第5回】Lone Survivor: The Director’s Cut

ゲーム

ゲーム大国日本に生まれた私たち日本人。多くの海外産ゲームは日本語にローカライズされますし、もしローカライズされなかったとしても、人気のあるPCゲームであれば有志による日本語化が行われます。

ではゲームをプレイするうえで英語は必要ないのでしょうか?

いや、そんな事はないはずです。世の中にはローカライズされていない名作ゲームがたくさんあるはず!

という事で、日本語でプレイできないゲーム=英語を学習したからこそ遊べるゲームを紹介していこうと思います。

Lone Survivor: The Director’s Cut

公式トレイラー

評価

メタスコア:81

Steamレビュー:87%が好評

※記事執筆時

販売ページ

感想

5回目はJasper Byrne氏により開発されたインディーズ2Dホラーゲーム「Lone Survivor」を紹介します!

主人公はマスクを付けた名もなき男性。

彼の住む街は原因不明の感染症で壊滅しており、周りに生存者はいない。感染者と思われる不気味なモンスター達が徘徊する世界で、主人公はどんどん正気を失っていく。

今起きていることは現実なのか、それとも悪夢なのか。主人公は狂気と闘いながら町からの脱出を目指す。

本作は2012年に発売された個人製作のゲーム。なかなか評判もよく、PCの他にPS3やPS Vitaでもリリースされました。

雰囲気としては、2Dのサイレントヒルのような感じです。モンスターが徘徊する町でアイテムを探し、町からの脱出を目指します。障害となるのは異形のモンスターだけではありません。主人公は様々な幻覚(もしくは現実?)と闘いながらゲームを進めます。

モンスターは銃で倒すこともできますが、物陰に隠れてやり過ごしたり、フレアを焚いてモンスターを怯ませたりする等、敵を倒す以外の選択肢も選べます。銃で敵を倒すのが一番簡単ですが、銃弾が限られているのがポイントです。残りの銃弾を考えながら慎重にゲームを進める必要があり、常に緊張感があります。

銃弾だけでなく、食料や懐中電灯のバッテリーにも限りがあります。食料はあまりがちですが、懐中電灯を付けっぱなしにしているとバッテリーはすぐ無くなってしまいます。こまめに灯りを消す必要があるので、それも恐怖を掻き立てます。

4時間くらいで終わるボリュームのゲームなのですが、常に緊張感があるのでとても濃い時間を過ごしました。

サバイバル要素の強いゲームプレイに加え、不思議な雰囲気、ストーリーも魅力的です。

実を言うと、ゲームをクリアしたところで、この事態の原因や数々の謎が明かされるわけではありません。「あとはプレイヤーの想像にお任せします」というやつですね。

ただ、現実と幻想が入り混じったこの世界には興味深いものがたくさんあり、プレイヤーの想像を掻き立ててくれます。

音楽の出来も良いです。作中の恐怖感も終わった後の清々しさも、音楽による演出が良かったためだと思います。製作者であるJasper Byrne氏は音楽活動も行っているようで、インディーズゲーム開発者兼作曲家というところはToby Fox氏を彷彿とさせますね。

欠点は文字の読みづらさです。文字のドットが荒いのに、フルスクリーンでしか遊べないので、アルファベットの判別が難しかったです。ネイティブのEnglishスピーカーには問題ないのかもしれませんが、日本人には結構きついと思います。

英語について

英語それ自体は今までこの連載で紹介したゲームの中で一番簡単でした。テキスト量もさほど多くなく、難解な単語も少なかったと思います。

ただ欠点として挙げたように、文字が非常に読みづらく、文脈や理解できたアルファベットから英単語を推測する力を力が求められます。

また、英語ができるかできないかでゲームの難易度が大きく変わってきます。

実は5年以上前にこのゲームをプレイしたことがあるのですが、その時は3時間くらい遊んだにも関わらず序盤のエリアから抜け出せませんでした。英語も良く分からないし雰囲気も不気味だし、銃弾もつきてどうしていいか分からないような状況に陥っていたのを覚えています。

一方で、英語力が向上している今回は4時間でゲームがクリアできました。そういう意味では、英語でのゲームプレイに挑戦するのに適したタイトルかもしれません。

総評

雰囲気がよくセンスが感じられるゲーム。程よいボリュームなので、英語でゲームをプレイしてみようと考えている人には超オススメ。

リメイク版であるSuper Lone Survivorの発売も予定されているのでそっちの発売を待つのも良いかも。

コメント

タイトルとURLをコピーしました