【日本語化できないゲームレビュー 第3回】Broken Age

ゲーム

ゲーム大国日本に生まれた私たち日本人。多くの海外産ゲームは日本語にローカライズされますし、もしローカライズされなかったとしても、人気のあるPCゲームであれば有志による日本語化が行われます。

ではゲームをプレイするうえで英語は必要ないのでしょうか?

いや、そんな事はないはずです。世の中にはローカライズされていない名作ゲームがたくさんあるはず!

という事で、日本語でプレイできないゲーム=英語を学習したからこそ遊べるゲームを紹介していこうと思います。

Broken Age

公式トレイラー

評価

メタスコア:73

Steamレビュー:82%が好評

※記事執筆時

販売ページ

Broken Age ™

Broken Age ™

Double Fine Productions, Inc.¥610posted withアプリーチ

感想

3回目はDouble Fineにより開発されたアドベンチャーゲーム「Broken Age」を紹介します!

両親と3人で宇宙船の中で暮らす男の子Shayと、怪物への生贄に選ばれたのどかな村に住む女の子Vella。

まったく関係の無さそうな2人の不思議な物語。

Double FineはPsychonautsやBrutal Legendで有名な老舗デベロッパー。今作はクラウドファンディングによるゲーム開発の先駆け的存在であり、2014年にAct1、2015年にAct2と2パートに分かれて販売されました。

ゲームは典型的なクリックアドベンチャーです。気になるところをクリックして、他のキャラクターと会話したりアイテムを集めながら話を進めます。パズル等の謎解きもあります。

このゲームの特徴は、ShayとVellaの2人を切り替えながら話を進める点です。切り替えはいつでも出来るので、片方のルートで行き詰まったり、ちょっと飽きてきたなという時はもう片方のキャラクターに切り替えることができます。

魅力のあるキャラクター達や、先が気になるストーリーもこのゲームの大きな特徴です。Double Fineらしい、コミカルな雰囲気がゲーム全体に漂っており、大人も子供も楽しめる出来になってます。(ネタバレするわけにはいかないので、あまりたくさん語れないのが残念です)

ビジュアルもとても綺麗で、人によっては背景を見ているだけで楽しめるかもしれません。

強いて欠点を挙げるとすれば、Act2の難易度が高いということでしょうか。Act1は少しずついけるエリアが増えていくので、新しいエリアだけで謎解きをクリアすれば良いのですが、Act2はいきなりたくさんのところにいけるので、どこに謎解きの手がかりがあるのか掴みにくいです。

一応、公式のWikiがあるので、そこを見ればクリア可能(私もWiki見ました)ですが、クリックだけでいろいろなエリアを行ったり来たりさせられるのもちょっとしんどいなと思いました。

ただ、このゲームにはその欠点を上回るストーリーの良さがあります。まずはAct1をプレイしてみてください。きっと続きが気になるはずです。

英語について

英語自体はそこまで難しくはないと思います。宇宙船とかそれにまつわる文明の話に絡んできた時だけ、少し難しい単語が出てくるという感じです。

ただアドベンチャーゲームなので、英語が分からなければ謎解きが難しいです。日本語での攻略情報も殆どないと思うので、情報を調べるのにも英語が必要です。

またゲーム自体もストーリーを理解できないと面白くありません。出てくる英語は難しくないけど、ある程度の英語力が無いと楽しめない、という感じでしょうか。

総評

そこそこ有名にも関わらず日本語化されていないゲームとしては結構レアな作品なので、英語学習者にはプレイをおススメします。10時間くらいでクリアできるのでサクッと楽しめます。

ただ、良作であることは間違いないですが、英語が苦手な人が無理して遊ぶ価値があるゲームだとは思いません。

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