1年間ホテル暮らしをしてみました

国内旅行

「ホテル暮らし」って言葉を聞くと、皆さんどんなイメージが湧きますか?

「優雅」「楽しそう」
「お金かかりそう」

いろいろ思うことがあると思います。

そこで実際に1年間ホテル暮らしをした私が、「ホテル暮らしって実際どうなの?」っていうところについて語っていこうと思います。

背景

そもそも何故私がホテル暮らしを始めたのか最初に説明します。

私はサラリーマンとしてずっと一人暮らしをしていたのですが、世界一周を夢見て会社を退職することになりました。(世界一周はコロナで断念)

その時一人暮らししていた部屋は会社の借り上げ社宅だったので、退職と一緒に実家に引っ越したのですが、引っ越しの作業があまりにも大変で、「もう二度と引っ越しなんかしたくない、、、」と思いました。

その後私はフリーランスエンジニアに転向する訳ですが、「ちょうどGoToキャンペーンも始まったし、引っ越しするのも嫌だし、スーツケース1個でホテル暮らししよう」と思ったのがホテル暮らしを始めたきっかけです。

フリーランスエンジニアになったのも背中を押した一つの要因になります。会社員だったら労災や交通費の関係でホテルを変えながら生活というのは難しいと思いますが、フリーランスは契約に沿って仕事を遂行できるかが重要であって、住所は重要ではありません。

こうして私はホテル暮らしを始めました。

ホテル暮らしのメリット・デメリット

それでは実際にホテル暮らしをやってみて良かったこと、悪かったことを紹介します。

メリット

気分転換ができる

まずはこれですね。一定の場所にいる必要が無いので、気分転換ができます。東京でも大阪でも北海道でも沖縄でも、好きなところに住むことができるので、新鮮な気持ちで生活することができます。

掃除をしなくていい

スタッフが部屋を掃除してくれるので、掃除が嫌いな人にはお勧めです。

安い(一部都市限定)

意外と思われるかもしれませんが、ホテル暮らしのコストは結構安いです。

価格が安くなるマンスリープランを狙えば、例えば東京なら山手線沿線で1か月10万円くらいで住むことができます。インターネット代、電気代、水道代全て込みの値段だということを考えるとなかなか安いと思いませんか?

山手線沿線(浜松町)で月10万円のホテル

一方で、地方にいくとホテル代は高くなります。大阪は例外ですが、それ以外の都市は田舎になるほどホテル代は高く、設備は古く、マンスリープランをやっているホテルもなかなか見つからないという状況になります。

なので、東京や大阪を軸に、たまに地方都市を回るくらいがおススメです。

無駄なものを買わなくなる(ミニマリスト化)

なるべく荷物は少なく軽くしたいので、無駄なものは買わなくなります。そのため、モノに使う出費は格段に減りました。

病気が改善した

これは私の場合の特殊なケースですが(笑)

私はアレルギー持ちで、一人暮らしをしていた時も実家暮らしの時も、季節によって肌荒れすることがありました。これがホテル暮らしを始めるとピタッと直ったんですよね。

実家に戻った時に肌の調子が悪くなったので、やはりホテル暮らしをしたことにより改善したものと思っています。

恐らくハウスダストや花粉といった環境要因がホテル暮らしで変わったためだと予想しています。もしかしたらアトピー等のアレルギー持ちの方は数か月ホテル暮らしをして環境をガラリと変えてみて、アレルギーの原因の切り分けを行ってみるのも良いかもしれませんね。

自治体を選んでワクチン接種することができた

私の住所のある自治体だとワクチン接種の予約が難しかったのですが、都内のワクチン接種予約が余っている自治体でホテルを予約することで、その自治体でワクチン接種を受けることができました。

興味がある人は以下の記事をご参照ください。

デメリット

外食しかできない

基本、ホテルにはキッチンが無いので自炊ができません。外食は食費がかかる上に、人によっては毎日外食は疲れるかもしれません。

趣味に制約がかかる

例えば、何かをコレクションする趣味(フィギュアとか)がある人にはホテル暮らしは厳しいと思います。

私にはサイクリングとゲームという趣味がありましたが、どちらもほぼ諦めています。(軽いゲームをノートPCで遊ぶくらい)

郵便物に困る

自宅に届く郵便物をどうするか考える必要があります。私の場合は有難いことに両親が協力的で、ホテルまで郵便物を転送してくれます。

両親の協力が得られない場合は、私書箱サービスを使うなどの対応が必要になります。

服の持ち運び

ずっとホテル暮らしをするのであれば、そこそこの量の服が必要になります。仕事によってはスーツを持ち運ぶ必要がありますし、季節によって必要な服装も変わってきます。

そのため、サマリーポケット等のサービスを利用し、季節や用途に応じて衣類を取り寄せることができるようにする必要があります。

友達や彼女を部屋に呼べない

ホテルの部屋には宿泊者しか入れません。そのため、友人や彼女を部屋に呼ぶことはできないので注意しましょう。

掃除に入られる

一般的なホテルだと3日に1回、他のホテルでも最低1週間に1回は部屋に清掃が入ります。

気にしない人は特に意識しなくても良いですが、私は汚い部屋を見られるのが嫌なのと、セキュリティ的に盗まれたら困るものがあるので、簡単に私物を整理して、貴重品はスーツケースに入れて施錠するという対応をしています。これを3日に一度やらないといけないので少し面倒です。

1時間くらい部屋を空けないといけないので、清掃の日は毎回昼食をマックにして店内で時間をつぶしています。

ふるさと納税が難しい

ふるさと納税をしている人は注意が必要です。

まずふるさと納税の返礼品は発送先住所を帰れません。そのため、ホテルに直接送ってもらうことはできないです。そもそも、ホテルに送ってもらえたとしても、返礼品は発送時期が曖昧なことが多く、発送時期に同じホテルにいるかどうかも分かりません。

また利用者なら分かると思いますが、ふるさと納税は食料品や家電が多いです。ホテル暮らしで使える返礼品はあまりありません、、、

ホテル暮らしってどうなの?

で、実際のところホテル暮らしはどうなのかというと、、、私はこれからもホテル暮らしを続けたいと思っています。

掃除しなくていいのが楽すぎるし、いろいろなところに住めるのも貴重な経験だと思います。

最近の綺麗なビジネスホテルは32インチ以上の液晶テレビがついており、Google TVでNetflixやAmazon Primeを快適に見れますし、今後はxcloudを使ってゲームで遊ぶことも考えています。

これからもっとこの生活スタイルが広がって、マンスリープラン対応のホテルがどんどん増えると有難いですね。

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