グアテマラ編⑤アカテナンゴ登山【世界一周旅行記】

グアテマラ

3976mのアカテナンゴ山にノリ登ります。

ツアー探し

アンティグア2日目。

この日は翌日のアカテナンゴ登山のためのツアーを探します。

まず向かったのが元々目星をつけていた、レンタル品とか全部込みでツアーをしているツアー代理店。

説明を聞くと475Qで全部込みという話でしたが、翌日のツアーはもう満席とのこと。

そこで別の代理店に話を聞きます。そこはツアー代250Q+アカテナンゴ入山料50Qで300Qという内容。しかも帽子、手袋、冬用ジャケットのレンタルが含まれています。

コロナ前の情報で似たような金額のツアーを見たことはありましたが、まさかこのご時世で金額変わってないとは、、、

翌日も空席があるということでこのツアーに決めます。食事は用意されるので、水4L(飲み水3L+調理用1L)だけ持ってくるように言われます。

またこのタイミングでヘッドライトを持ってない事を伝えると、シューズ、ヘッドライト、杖はレンタルしてるとの事。シューズはあるけどヘッドライトと杖がない事を伝えると、ヘッドライト50Q+杖50Qが加算されました。

えー、高っ、と思ったのと、杖は現地の村民に安く借りられることを知ってたので「ちょっと考えて後で払ったらダメ?」と聞きますが今じゃないとダメとの事。

仕方ないので追加で100Qを払いましたが、後から考えるとこの判断は正解でした。

また夜は高山病に備えてダイアモクスを1/2錠飲みました。

登山1日目

翌日。まずは朝ごはん。中米一美しいと言われるアンティグアのマクドナルドでソーセージエッグマフィンを食べます。

奥に見えるのはアグア山です。

朝食を食べ終わると、泊まっていた宿に荷物を置いてチェックアウトします。

私は30Lと55Lのザックを持っていたのですが、多くのツアーで40L以上が推奨されていたので、55Lのバックパックを選びました。不要な荷物を30Lのリュックとスクラバウォッシュに突っ込んで宿の人に渡します。口コミによると、その宿は無料でアカテナンゴ登山者の荷物を預かってくれた事があったそうなのですが、念のため私はアカテナンゴ登山終了後の一泊分も予約してから宿の人にお願いしました。

宿でのピックアップは確か9:00。他の客もピックアップして、アカテナンゴに向かいます。途中でスーパーによって、スタート地点に着いたのは11:00。

ここで杖を持ってない人は村民から木の杖を借ります。私はここでレンタル品のヘッドライトと杖を受け取りました。杖と言っても2本のしっかりとしたトレッキングポール。これが登山では大活躍しました。

少しした後に本日のガイドが合流。ガイドから無料の手袋と帽子、そしてランチのサンドイッチと夕食用のプラスチックの容器を受け取りました(残りの冬用ジャケットは登った先のキャンプサイトに置いてあります)。ツアーによっては3食分全ての食事やテントとかを持たされるそうなので少し身構えていましたが、思いの外渡された荷物が少なくて一安心。

準備ができたタイミングで登山をスタートです。ちなみにパーティー構成はポーランド人夫妻2人+ホンジュラス人カップル2人+自分+ガイド。他のツアーに比べると少人数です。

最初のうちはそこそこ急な登りです。が、地面が土なので、トレッキングポールがうまい具合に刺さって楽に登れます。ただ木の杖だったホンジュラス人カップルは早速遅れ始めます。

20-30分登ったところでカフェがあるのでそこで一休憩。

15Qでホットチョコレートを飲みます。

ホンジュラス人カップルも追いついきたので登山再開です。だんだん木々が生い茂るジャングルのような風景に変わっていき、カフェから45分くらいしたところでエントリーポイントに到着です。

ここで用紙に必要事項(国籍とか入山目的とか)を記入して、入山料50Qを払います。

そこから1時間くらい歩いた後に昼食を取ります。

最初に貰ったチキンサンドイッチを食べます。またガイドがチキンをペースト状にしたものをトルティーヤにのせてみんなに配ってくれました。

ここでは結構長い休憩を取りました。と言うのも、ホンジュラス人カップルがかなり遅れていたため。

休憩が終わると再び歩き始めます。登山開始から4時間。アカテナンゴ山の頂上が見えてきました。

更に30分ほど登ると、一旦登りは終わりです。あとは各々のツアー会社所有のキャンプサイトに移動します。ここまで来ると雲の上から頭を出しているアグア山の頂上が見えます。

ここでも1時間近くホンジュラス人カップルを待ってました。もしかして高山病なのかな?と思い、追いついてきた時に話を聞いてみます。

すると男性の方が気分が優れないとの事。ダイアモクスを持ってる事を伝えると欲しいと言うのでとりあえず1/2錠を飲んでもらい、残り1/2は翌日朝に飲むように伝えました(本当は治療目的だと1錠飲むべきですが、そこまでじゃないという事で1/2)。

そしてキャンプサイトに着いたのが17:00くらい。

他のツアーに比べて到着時間はかなり遅かったと思います。

キャンプサイトからはフエゴ山が良く見えます。

フエゴ山は15分毎くらいに轟音と共に噴火しています。日が明るいうちは煙しか見えませんが、赤く光る溶岩が見えるようになります。

で、このフエゴ火山ですが、多くのツアーで追加で200Qを払えば火山の近くまで行く事ができます。

私が200Qを払って行ったかどうかは、、、諸事情があって伏せますが、私達はキャンプサイトへの到着が遅かったのと、夜になると雨が降ってきたのであまりいい条件ではありませんでした。

雨が降ったからか、キャンプファイヤーみたいなのもなし。夕食はガイドが作ってくれたバジルとチキンのパスタでした。

期待してなかったのですが結構美味しかったです。またガイドがお湯でホットチョコレートも作ってくれました。

翌日は4:00から登頂アタックがあるので就寝します。

寝場所はキャンプ用のテントというよりはしっかり設営されたイベント用のテント?みたいな感じで、私はホンジュラス人カップルと同室でした。

登山2日目

朝。スマートウォッチのアラームで目覚めます。

アタックに向けて用意を始めると、、、他の4人はキャンプサイトに残るという話を聞かされます。えー、せっかくここまで来たのにと思いつつ、私とガイドだけでアタック開始です。

暗いのでヘッドライトを点けながら登っていきます。地面は火山灰?軽石?のせいで安定しませんがトレッキングポールで全身を使いながら登っていきます。

下界にはアンティグアの夜景が広がっています。

体感30分くらい登って頂上に到着です!

美しい日の出を見る事ができました!

まだ時間があるので頂上をグルっと一周してみます。

こちらが頂上から見たフエゴ山。

頂上には所々に蒸気が出ている場所があります。

手をかざすと温かい。アカテナンゴも火山であることを再認識させられます。

一通り見て回ったので下山します。

この下山が楽しかったです。地面がパウダースノーみたいなので、凄いスピードで走りながらスキーをしてるみたいな感じで下ることができます。

そのため10分くらいでキャンプサイトまで戻ることができました。

キャンプサイトに戻って、朝食のチョコレート入りコーヒーとバナナブレッドを貰います。

朝食が終わったら下山します。ひたすら下って11:00にスタート地点に戻ってきました。

そこからアンティグアに戻ってツアーは終了です。

アンティグアに戻ってからは激安の20Qのランチを食べました。プレート、ドリンク、デザート、パンがついてこの値段はヤバい、、、

夕食はちょっと豪華に、sopa de pataという、もつや牛すじ入りのスープを。

ここにきて初めてミチェラーダ飲んだけど、自分の好みの味ではなかったです、、、

アカテナンゴ登山で伝えたいこと

アカテナンゴの登山はキツイと言われることが多いためか、敬遠してる人も多いと思います。

でもせっかくアンティグアに来たのに、このメチャクチャ面白い登山をしないのはもったいないと思うので、アドバイスというか、ここさえ抑えていたら割と楽に登れるんじゃないかと思ったポイントをお伝えします。

①高山病対策

アカテナンゴは3976m。富士山より高いです。高山病は誰しもがなる可能性があるので、ダイアモクス用意するなど、対策をしておきましょう。

②トレッキングポール

私は頂上アタックの際、ガイドありのグループの中では先頭集団にいました。

先頭集団はほぼみんな2本のトレッキングポールを持っていました。私もそうです。

一方、途中で追い抜いた他の集団の人たちは木の杖か、そもそも杖を持っていなかった人が多かったです。

私自身もトレッキングポールを使っていたためかそんなにキツイと思いませんでしたし、効果は大きいと思います。

予算に余裕があれば是非トレッキングポールを使いましょう。

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