【ICL体験記②】検査(1回目)

眼科 ICL

前回の記事で、ICLとは何か、何故ICLの手術を受けようと思ったのか説明しました。

ICLの手術を受けるまでに2度、検査をしなくてはいけないのですが、
今回は1度目の検査について私の体験を話します。

病院選び

まず、ICLの手術を受けるためには病院を決めて検査の予約をしなくてはいけません。

私は品川近視クリニックの大阪梅田院に決めました。
理由は豊富な施術実績と価格の安さです。

ICLの施術実績自体は、どこの病院でもさほど多くはないかと思います。
その中でも、品川近視クリックは近視矯正で有名なクリニックであり、
グループとして、2019年におけるICL国内最多症例数を誇ります。

また、ICL手術の価格も安く、プロモーションも積極的に行っているため、
施術実績数は相対的に見て高いのではないかと推測しました。

その他にも、アフターケアや病院の将来性が選定ポイントになってきます。

何かあった時の保証や、術後の定期健診など、その内容は病院によってまちまちです。
またいくら長期でのケアを謳っていても、病院が潰れてしまっては意味がありません。

その点、品川近視クリニックでは3年間の保障期間を設けており、医学的に問題があると認められた場合はレンズの位置調整や交換、抜去に応じてもらえます。
保障期間内の定期検診も無料です。

また品川近視クリニックは2004年に設立されたクリニックで15年以上の歴史があります。
母体となる品川美容外科も1988年から続いているクリニックであり、
保障期間である3年以内に突然つぶれてしまうことなどないだろうというのが私の下した結論です。

検査予約

検査予約は電話で行いました。
電話受付は10:00~20:00で、祝日や年末年始は不明ですが、土日でも電話は通じました。

予約の電話をしたのが1月の中旬。
平日は仕事があるため、土日での検査を希望したところ、1か月後が検査可能な最短の日程でした。

その時はとりあえずその日程で予約をしましたが、
結局もう少し早めに検査を受けたいと思い、
平日で受けれる最短の日程である2週間後に予約を変更しました。
平日に検査を受けられない社会人の方は注意した方が良いでしょう。

また、電話では予約日程の他に以下のような案内・やり取りがありました。

  • メガネ or コンタクトレンズの度数及び乱視の有無についての確認
  • 検査の3日前からコンタクトレンズをしないこと
  • 検査で瞳孔を開く点眼薬使うので、検査当日は車を運転しないこと
  • 住所が分かる身分証明書を持参すること
  • 印鑑を持参すること
  • 割引クーポンがあれば持参すること

検査(1回目)

検査当日。
予約時間は午後だったので、半休をとって仕事帰りに病院に向かいました。

検査は以下のような流れでした。

検査(1回目)
  • STEP1
    受付

    カルテを作るための問診票への記入や、クーポンの確認。

  • STEP2
    検査

    様々な機械を使った眼の検査や、視力の測定。

    視力測定の結果、若干の乱視があるとのことでした。

  • STEP3
    点眼

    この後の検査のため、瞳孔を開く点眼薬を使用。

  • STEP4
    手術の説明

    瞳孔が開くまでの間、アシスタントの方によるICLやレーシックの説明。

    ICLの施術を希望していましたが、一応ということでレーシックの説明もガッツリ受けました。
    手術によるデメリット、つまり副作用についてもしっかり説明を受けます。
    質問タイムもありました。

    またここで、大阪梅田院ではICLの乱視用レンズを取り扱っていないと説明されます。

    理由は、乱視用レンズが眼内でズレる(回転する)と、視力が低下するからです。
    (乱視なしのレンズであればちょっとズレたくらいでは視力に影響しません)

    乱視用レンズを希望する場合は東京院もしくは福岡院で手術を受けることができるとのこと。
    つまり、 2020年2月時点では大阪、名古屋、札幌では乱視用ICLは取り扱っていないということになります。

  • STEP5
    検査(点眼後)

    瞳孔が開いた状態での検査。

    瞳孔が開くと、メガネをかけている状態で近くにあるものにピントが合わなくなります。メガネを外してスマホを見るオジサンの気持ちが分かりました。(笑)

  • STEP6
    診察

    主治医による診察・面談。

    お医者さんからはレーシックを強く勧められました。
    理由はレーシックの方が安全であること、また(海外旅行に行くのであれば)旅行先でICLに何かあっても日本に戻ってこないと対応できないからだということでした。

    またICLを選んだ場合、乱視が軽度のために乱視なしでのレンズで問題ないということ、乱視が気になるようであれば後からレーシックで矯正することも可能だと説明されました。

  • STEP7
    受付

    ICLやレーシックに関する資料の受け渡しと、2回目の検査における注意事項の伝達。

    2回目の検査の際は、ICLの前金と遺伝子検査代で20万円が必要であり、一度支払うとキャンセルしてもお金は戻ってこないということのことでした。

    2回目の検査の予約はその場で行わず、また電話で予約することになります。

    また、クレジットカードで支払う場合は、支払い上限に達することがないか事前に確認してほしいと言われました。

検査にかかった時間は約2時間30分でした。

レーシックの方が安全?

検査を受けて一番動揺してしまったのが、お医者さんにレーシックを勧められたことでした。

私としては、ICLはレーシックより安全で、レーシックの上位互換のようなものという認識でいたので、ICLの安全性を否定されたことについてはビックリしました。

そのため当初は「ICLはレンズ代という原価がかかるからレーシックの方が利益率が高いのでは」とか「乱視用レンズを取り扱ってないから、乱視も矯正できるレーシックに誘導したいのでは」とかいろいろ考えてしまいました。

しかし、落ち着いて考えてみると、お医者さんの言っていることは決して間違っていないと思いました。

レーシックのリスクは過矯正や角膜の削りすぎです。一度手術に失敗すると、治すことは難しいですが、将来的に悪化するようなことはありません。(近視の戻りはありますが)
またこういった問題についても、クリニック側でノウハウはかなり溜まっているはずで、
失敗例の割合は少なくなっているのではないでしょうか。

一方でICLは眼の中にレンズを入れる手術です。
手術に成功したとしても、将来的に眼内のレンズがズレたり、
レンズの上下に位置する虹彩や水晶体にレンズが接触することにより他の病気を発症しかねません。

眼内レンズの歴史は長いですが、今のホールICLは販売開始から5年くらいしか経っていません。
そのため、今後どういった副作用を人間に引き起こすのか、詳しいことは何一つ分かっていません。
そういった意味では、レーシックは手術時のリスクはICLより高いかもしれませんが、術後以降の安全性のリスクについてはICLの方が高いと言えます。

最後に

では私はICLではなく、レーシックを選んだのかというと、
記事のタイトルを見てもらえば分かる通り、結局ICLを選んでいます。

手術さえ成功すれば後は比較的安心なレーシックの方が長期の旅には向いているでしょう。
それでも私は過矯正や角膜の削りすぎによるリスクが怖かったため、
ICLを選択しました。

大阪では乱視のレンズを取り扱っていないという想定外の事実もありました。
しかし私の乱視は軽度(実際、コンタクトは乱視なしを利用)であり、
乱視レンズが目の中で回転して視力が落ちるリスクより、
乱視を無視して乱視なしのレンズを入れることにしました。

ICL、レーシックはどちらが上ということはなく、
どちらにもメリット、デメリットがあります。

重要なのはICL、レーシック双方のリスクを受け止めて、
自分が納得いく手術を選択することだと思います。

次は2回目の検査について記事を書きますので、
良かったらそちらも見てください。

※私のICL体験記一覧はこちらから

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